さくら研修機構
技能実習・育成就労・特定技能の最新情報

特定技能外国人の来日予定者が来ない理由と受入企業の対応策―計画と現実のギャップを解決するには

🌸
宮武 薫(みやたけ かおる)
特定行政書士 / 育成就労・技能実習・特定技能専門

この記事のポイント

「来るはずの外国人が来ない」問題の背景

特定技能制度を利用する受入企業で、入国予定だった外国人材の来日延期や辞退が相次いでいます。タイトルの「来るはずの7人が…」というケースは、事前の雇用契約やビザ申請手続きを経ていながら、直前になって来日できなくなる事態を示しており、企業の人員配置計画に深刻な混乱をもたらしています。

来日延期・辞退の主な原因

こうした事態が生じる背景には複数の要因があります。①送出国側での手続き遅延(パスポート取得、健康診断の混雑など)、②申請者の個人的事情の変化(経済状況の改善、家族の反対など)、③受入企業・監理団体との事前コミュニケーション不足による期待値のズレ、④ビザ申請却下などの行政上の理由が挙げられます。特定技能は、技能実習と異なり申請者の「自由意思」を前提としているため、個人的事由による辞退は法的には制限できません。

受入企業が準備段階で実施すべき対策

来日前の離脱リスクを最小化するには、監理団体と連携した多段階の確認体制が不可欠です。具体的には、①ビザ許可取得後の本人との直接接触(オンライン面談等)、②給与・労働条件・生活環境に関する詳細説明、③金銭トラブルや送出機関の不誠実な対応がないかの監視です。また、

よくあるご質問(FAQ)

来日予定だった外国人が辞退した場合、企業は返金請求できますか?
原則として、申請時点で支払った各種手数料や準備費用の返金は、送出国の法律や個別の契約内容によります。多くの場合、返金請求は困難です。トラブル防止のため、事前に返金条件を明記した契約を監理団体と交わしておくことが重要です。
来日延期が発生した場合、ビザの有効期間はどうなりますか?
特定技能のビザ(在留資格認定証明書)は、発行から3か月が有効期限です。来日予定が延期される場合、期限内に入国できなければ、再度申請手続きをやり直す必要があります。申請段階で到着予定日に余裕を持たせることをお勧めします。
複数の外国人材が同時に来日予定の場合、リスク分散の方法は?
到着日を1~2週間ずつずらすことで、1人の辞退が全体計画に与える影響を最小化できます。また、同一送出国・同一送出機関への依存を避け、複数国からの受け入れを検討することも有効です。
来日直前の辞退を防ぐため、監理団体に何を求めるべきですか?
①本人の生活費や宿泊先の事前手配、②日本での給与水準や労働条件の再確認、③家族からの反対等の個人的問題への相談対応、④到着予定日の最終確認ヒアリングの実施を、監理団体が責任を持って行うかを確認してください。
情報元: "特定技能" - Google ニュース
← 記事一覧に戻る