技能実習生の失踪が社会問題となる中、埼玉県川口市の亜鉛鋳造メーカー「北島ダイカスト工業所」が技能実習生から高い評価を受けている。従業員23人のうち7人が外国人であり、その中にはベトナム人従業員も含まれている。3代目社長の小川妃呂子さん(55)によると、特に外国人向けの特別な取り組みは行っていないという。
鋳造作業は金型の温度に合わせて離型剤を吹きつけ、溶かした亜鉛の温度や流し込み方を微調整する職人技が要求される。小川さんは従業員について、それぞれが個性や特技を持ち、誰ひとり欠かせない存在だと述べている。同社が技能実習生を受け入れることになった背景には、人手不足と職人のなり手不足がある。
先代社長である小川さんの父親が9年前に実習生の受け入れを開始した。小川さんは社長に就任した際に1期生を迎え入れている。実習生たちからは「ずっとここで働きたい」という声が聞かれており、この町工場での勤務継続を希望する技能実習生が多い状況が見られている。
