東海地方を中心に味噌・醤油などの食品製造を手がけるイチビキ株式会社は、株式会社カミナシが提供する現場DXプラットフォーム『カミナシ 従業員』を社内コミュニケーション基盤として導入した。イチビキの主要拠点である第2工場では200種類に及ぶ豆関連商品やつゆ類を製造しており、日本人従業員やパートに加えて約60名の技能実習生が製造工程を支えている。
従来、品質基準やルール変更は紙の回覧とサインで周知されていたが、このため現場で「言った・言わない」のすれ違いが起こりやすく、1日1件程度のミスやトラブルが発生していた。さらに技能実習生からの欠勤連絡などが現場管理者の個人SNSに業務時間外でも届き、管理者に精神的・時間的な負担が集中していた。
『カミナシ 従業員』の導入により、製造・品質管理・出荷部門が同一チャットグループでリアルタイムに情報を共有できるようになった結果、本社お客様センターに寄せられた工場起因のクレーム件数が直近4年間の平均比で58%減少した。現場からの自発的な報告件数も約2倍に増加し、未然防止につながった。
また技能実習生からの連絡が一元化され、自動翻訳機能の活用で管理者個人への時間外連絡はゼロになり、寮ごとのグループ運用で近隣住民からの騒音・ゴミ苦情も解消した。さらに、ツール上での自発的な発信がきっかけで40代の中堅従業員の専門性が可視化され、役職登用にもつながった。
