東京西部地盤の食品スーパー、さえきセルバホールディングス(HD、東京都国立市)がベトナムへの進出を決めた。同社は事業展開に必要な人材確保の手段として技能実習生に着目し、食料品製造から店舗管理まで、日本とベトナム両国で10年単位での人材育成を計画している。
ベトナム国内では100店規模の展開を視野に入れた事業展開を検討している。8月下旬、フーズマーケットさえき国立店(東京都国立市)では、かき揚げ粉の調理技術に関する実践的な指導が行われた。同店での訓練では、かき揚げ粉がダマにならないよう、水を少しずつ加えることがポイントとなることが示されるなど、具体的な製造技術の習得が進められている。
技能実習生制度を活用することで、日本国内での実務経験を積みながら、同時にベトナムでの事業展開を支える人材を育成する方針である。この取り組みを通じ、さえきセルバホールディングスは地域の食品産業技術をベトナムに移転させながら、両国での長期的な人材育成体制を構築しようとしている。
