ミャンマーから来日した外国人労働者らが、北海道後志管内京極町の農場で暴言や暴力、セクハラなどを日常的に受けたと訴えている。特定技能の在留資格を持つ男女30人あまりが働いていた農場で、今年5月から働き始めたという女性は「入ってすぐに叩かれた。
来る日も来る日も、作業のたびに叩かれた」と証言。別の女性は「トマトのハウスで作業しているとき、やってもいないミスで暴言を吐かれたり、胸の上の方を小突かれたりした。お尻を叩かれたりもした」と述べた。日常的に暴行を受けていた男性は「『社長』や『専務』は尋常ではない怒り方で、棒で叩いたり、追いかけまわしたり、殴る、蹴る、首を締めるといった暴行が毎日のようにあった。
女性に対してはすぐに触る傾向があった」と証言している。寮の生活環境にも問題があり、トイレが使用不可の状態にあり、冷蔵庫や炊飯器がカビだらけで、ガスが1週間以上通っていなかったという。被害を訴える従業員らは8月下旬までに労働組合の支援を受けて農場を離れ、札幌市内で記者会見を開いた。
出入国在留管理局に調査を求めたほか、暴行を受けたとする男性は8月24日、警察に告訴状を提出した。記者会見に参加したのは10代から30代の男性2人、女性4人の計6人で、支援側は現在も20人ほどが農場で働いている可能性があるとしている。
札幌地域労働組合は農場の経営法人に対し、団体交渉への対応や待遇の改善、謝罪などを求めている。
