高度人材、すなわち在留資格が「技術・人文・国際」に該当する、いわゆる「技人国」と呼ばれる人材の入国が減少している。複数の要因が指摘されており、その一つはAIの普及による産業構造の変化である。AIの進展に伴い、従来需要が高かったIT関連やプログラミング分野の求人が減少傾向にある。
また、通訳・翻訳の職種における求人数も同様に減少しており、これらの分野が高度人材の主要な受け入れ先であったことから、採用機会の縮小が入国減につながっているとされている。加えて、在留審査の厳格化も大きな影響要因として挙げられている。
入国管理側で審査基準がより厳しくなることで、適格性の判断が厳密化され、結果として高度人材の受け入れが抑制される傾向が生じている。こうした経済的な求人減少と行政的な審査基準の強化という二つの要因が相互に作用することで、高度人材の入国数が全体的に減少している状況が続いている。
