一般社団法人Robo Co-opは、島根県から受託した「令和8年度島根県デジタル人材育成研修企画・運営業務委託(PFS)」においてソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用した事業を開始した。ファンド取扱者であるプラスソーシャルインベストメント株式会社が、ふるさと応援クラウドファンディング「エントライ」にて企業版ふるさと納税と成果連動型のSIBを組み合わせた支援モデルの構築を行っている。
事業の対象は就労に困難を抱える島根県内在住者で、生成AI、AIエージェント構築、RPAなどのデジタル研修に加え生活支援、有償OJT、就労に向けた伴走支援を約180日間にわたり一体的に提供する。研修は無料で提供され、経済的支援が必要な一部受講者には生活支援費が支給される。
研修後には実際のAI・業務自動化案件に参加する有償OJTが実施され、学習した知識を実務経験へ結びつける。民間投資家が事業の成果連動部分を先行出資で支え、成果達成状況に応じて島根県が支払いを行う仕組みが採用されている。成果が達成された場合、島根県から支払われる成果連動型の委託費が出資者への分配原資となる。
さらに卒業生が経験や知識を生かして次の受講者を支える「恩送り(Pay It Forward)」の考え方を取り入れ、学びや仕事の機会が地域内で継続的に広がることを目指す。
