北海道京極町にある農場で、特定技能制度を利用して来日したミャンマー人労働者が暴行などを受けたと訴えている問題が明らかになった。被害を訴えるのは当時19歳のミャンマー人男性で、7月5日に農場の実質的経営者である京極町議とその息子の2人から畑で金属製の棒で叩かれてけがをし、翌日には平手打ちされるなどの暴行を受けたと訴えている。
農場で撮影された映像には、「お前たちみんなクビになるぞ。ちゃんと理解しないとミャンマーに帰すぞ」などの発言が記録されていた。被害は複数に及び、30代のミャンマー人労働者も農場関係者2人から暴行を受けたとして刑事告訴する方針を示している。
この労働者は「よく眠れない。朝になるのは怖くて、朝になって職場に行ったら何されるのかわからないという不安だらけ」と述べている。問題は町議会でも言及されたが、実質的経営者である町議は「一身上の都合」を理由に欠席した。9日の団体交渉では、労働者側が「金属製の棒で叩かれた」「尻を触られるなどのセクハラを受けた」と主張したのに対し、農場側は「指で肩付近をついただけであり、その他については知らない」と述べて主張が食い違った。
また、車にガソリンをこぼしたとして2人が罰金として7万5000円ずつ徴収されたほか、6人分の給料計約100万円が未払いになっているとされている。これらについては農場側も認め、週明けに支払うとしている。
